院長ブログ
最近韓国で二重の『目つき矯正』という施術が流行っているようですが、修正の依頼がとても多いのが現状です。
非常に強く糸を縛るため、食い込みが強くなりすぎて不自然な仕上がりになってしまいます。
さらに困るのが糸の除去が困難ということです。
今回は目つき矯正の施術を受けた方の修正を担当しました↓↓↓
糸を除去して食い込みが弱まって自然な二重になりましたね、すごく喜んでいただきました(^^)
韓国の修正の得意なクリニックでも切開しないと糸が取れないと言われたらしく、今回は小さな穴だけで糸が除去できたことで当院で修正してよかったと言っていただきました。
さて、埋没法についての解説をしましょう。
結び方で言えることは
① 糸を強く結ぶと食い込みが強くなり、不自然な仕上がりになりやすい
② 糸を強く結ぶと腫れが出て、浮腫みも長引く
③ 糸を強く結ぶと糸が外れやすい
と、強く結んで良いことは基本的にないです。
糸を除去するとこんな感じです↓↓↓
同じ埋没法でもこんなに違うんです!!
ちなみに私が結んだ糸が右側です。自分の糸を除去することはほとんどないのですが、先日ライン変更を希望された方がいたので比較写真を撮りました。
私は今までおそらく1000人以上埋没法をしてきましたが、糸が外れたり戻ったりして糸のかけ直しをした方(把握していない方もいるので何とも言えませんが)は10-20人くらいしかいません。糸を緩めに結んでいるので、腫れが少なく、食い込みも自然で、外れにくい埋没法を提供することができていると思います。
流行りの目つき矯正の施術は瞼の裏側のミュラー筋をタッキングする方法(切らない眼瞼下垂の施術)を意味しますが、皮膚表面にもかなり食い込みを作る術式なのでおすすめしません。どんな方でも二重の食い込みは強すぎない方が良いでしょう。毎日のように修正の相談が来るのですが、みなさん口をそろえて「先生にお任せした」と言われますね。カウンセリングやデザインの際にしっかりと要望を伝えて、納得ができてから施術を受けるのが重要です。大手のクリニック等でカウンセリング時間が短い先生が多いため、術後の不満や修正が増えてしまうのだと思います。